お仕事で書くことになった、お客様宛の年賀状。
手書きで一言メッセージを入れるようにとの指示があったけれど、何を書いていいのかわからない……。
そんな年末特有の悩みを抱える方も、販売の仕事をしている方には多くいらっしゃいます。
特別に心に残るやりとりがあったお客様なら書くこともあると思いますが、現実にはそうではない場合がほとんど。
ですが、ここで受け取ったお客様にいい印象を与えることができれば、来年の販売成績にも関わってくるかもしれません。
年末の忙しい時期ですので、あまり悩まず気の利いたコメントを書けるように、年賀状に添えるメッセージのコツや例文をいくつか紹介します。
年賀状に一言添え書きをお客様にするとき相手に喜ばれるコツは?
年賀状の添え書きも、仕事だからといって適当に済ませるのではなく、受け取ったお客様に喜んでもらえるようにしたいですよね。
定型文であれば印刷でいいので、手書きで書くからには「そのお客様に伝えたいメッセージである」ということを伝えたいものです。
「◯◯様」とお客様の名前を手書きする
添え書きにお客様の名前を苗字だけでも入れると、受け取った側は「自分へのメッセージだ」と思って読んでくれます。
文頭に書いても良いですし、文章に盛り込むのも良いでしょう。
文章に盛り込む場合は、「〇〇様のご来店をお待ちしております」や、洋服を購入してくれていたのがわかっているお客様であれば「〇〇様によくお似合いでした」などの例文が使えます。
お店でのやりとりのことを書く
常連のお客様であれば、お店で販売員と交わした会話などが記憶に残っているかもしれません。
その場合は、その会話のことをぜひ添え書きに盛り込みましょう。
例えばお客様が趣味のことについて話されていたのなら、その趣味の名前を一言出すだけでも、「ちゃんと覚えてくれているんだ」と思っていただけ、好印象を与えることができます。
上で洋服の例を出したように、購入していただいた商品について触れるのもひとつの手です。
担当者の名前を書く
お店として出している年賀状ではありますが、添え書きをした担当者の名前はぜひ書きましょう。
お客様とお店の距離感を縮めることができます。
お客様の側でも、販売員の名前がわかっているとお店全体に対する信頼感が高まります。
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年賀状する添え書きのおすすめな例文は?
ここからは、どんな場合でも使える添え書きの便利な例文をいくつか紹介しますので、参考にしてください。
年賀状に限らず、お手紙の添え書きなどは例文の組み合わせで書くことができますよ。
硬い文体のものと柔らかめの文体のものを挙げますので、お店の雰囲気に合わせて使い分けて見てください。
お店にきてくださったことへのお礼
昨年1年間、来店していただいたことへのお礼です。
添え書きの最初に持ってくると良いでしょう。
ただし、年賀状の定型文に同じことが書かれている場合もあるので、そのときは避けてください。
マナーとして、「去年」という言葉は「去る」という字の縁起が悪いとされているので、「旧年中」または「昨年」という言葉を使いましょう。
・「昨年もご来店いただきありがとうございました」
・「先日は〇〇をお買い上げいただきありがとうございました」
新年度の営業について書く
新年度の営業予定について記載します。
初売りセールや、新商品の入荷予定がある場合には、それに触れるのも良いでしょう。
・「◯日から初売りセールを行いますのでぜひお越しください」
・「◯◯が入荷しておりますのでぜひご覧にいらしてください」
今年もよろしくお願いしますのご挨拶
お客様の「今年」について触れましょう。
またお店に来てくださいね、というメッセージを書くのがわかりやすいかと思います。
・「本年もスタッフ一同ご来店をお待ち申し上げております」
・「本年もよろしくお願いいたします」
年賀状の添え書きを書く場所のおすすめは?
では、年賀状の添え書きはどこに書けば良いのでしょうか?
添え書きを書く場所は、年賀状のレイアウトにもよりますが、あくまで「添える」ものなので、余白でOKです。
縦書きの年賀状なら、オーソドックスなデザインであれば、左下に余白ができます。
その部分に年賀状の本文と同じく縦書きで書きましょう。
横書きの年賀状の場合は右下に余白ができることが多いので、ここに横書きで書けばOKです。
年賀状の端っこの余白でなくても、ある程度まとまったスペースができたらそこに書いて構いません。
ただし、年賀状の本文、定型文のところがメインになるので、それが終わった後の場所になるようにだけ気をつけましょう。
上に余白があるからと言ってそこに書いてしまうと、違和感が大きいです。
まとめ
今回はお客様宛の年賀状の添え書きについて紹介しました。
お店の雰囲気やお客様との距離感によっても書けることは変わってくると思います。
一般的に、年賀状では「、」や「。」といった句読点は使わないのがマナーとされていますが、お店の雰囲気によっては「!」など使える場合もあるでしょう。
大事なことはお客様に好印象を与え、お店への親しみを持っていただくことです。
親しみやすいフレーズを考えて添え書きを書いてみてくださいね。
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