初めてだるまを購入したあなた。
願い事が叶うように、早速片目を塗ってあげようと思ったところで、疑問がわいてきてはいませんか?
どちらの目から塗ればいいの?
墨と筆で目を塗っていたのを見たことがあるけれど、他のもので代用しても大丈夫なの?
願い事が叶った時には、どのタイミングで両目を開眼させればいいの?
今日は、そんなだるまについての疑問を解決していきましょう。
だるまの目はどちらから塗るの?
だるまに願いを込めて目を入れることを、開眼と呼んでいます。
ではこの作業、だるまの目はどちらから塗るのか、ご存知ですか?
まずは、だるまの目はどちらから塗るのか?一般的なことからお話ししましょう。
通常、だるまの目を塗る場合、(だるまに向かって右側)左目から塗るとされています。
そしてその願いが成就した時には、だるまの目の右目を塗ります。
また、選挙・合格祈願ではだるまの右目から塗り、当選・合格した時にはだるまの左目を塗ります。
これは、諸説がいろいろありますが<右に出るものはいない>という言葉に起因していると言われています。
更に詳しく説明しますと、だるまの種類、地域、願い事によってだるまえの目の塗り方は異なってきます。
いくつか、だるまの目をどちらから塗るのかどうか、例を挙げて説明しましょう。
☆群馬県の高崎だるまの場合
だるまの目の左目から塗り、願いが成就した時に右目を塗ります。
☆埼玉県の越谷だるまの場合
だるまの目の左目から塗り、願いが成就した時に右目を塗ります。
一般的には、以上に挙げただるまの例のように、だるまの目の左目から塗り、願いが成就した時にだるまの目の右目を塗ります。
選挙、合格祈願、就職祈願はだるまの目の右目から塗り、願いが成就した時に左目を塗ります。
☆伊豆の達磨寺の場合
商売繁盛、交通安全、安産祈願などは、両目を最初から塗ります。
選挙、合格祈願、就職祈願は右目から塗り、願いが成就した時に左目を塗ります。
この目を塗るというのは、魂を入れる、心の目を開眼させる、といった意味合いがあります。
様々な塗り方はあっても、大切なことはしっかりと気持ちを込めて目を塗ることです。
だるまの目はサインペンでも描いても良いの?
本来、だるまの目を塗る場合、筆と墨を使って目を描き入れることが多いです。
けれど墨がない場合は、もちろんサインペンでも大丈夫です。
サインペンならば、筆と違って、どこの家庭にもたいてい1本くらいはりますので安心ですね。^^
わざわざ筆を買い直す必要はありませんよ。
そうそうそのほかにも、だるまの目を筆ペンや油性マジックで塗っても、問題ないとされています。
最近の通販サイトでは、油性ペン付きのだるまも販売されているほどですから気にしすぎなくても良いでしょう。
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と言っても、だるまの目を描くのに、サインペンでは不安・・・、と言う方もいますよね。
そんなサインペンでは不安な方でしたら、目を描く日にこだわってみてもいいでしょう。
六曜で良い日と言われている大安、友引、先勝の日を選んで、だるまの目にサインペンで目を描きます。
そして神棚がある家でしたら、そのだるまを神棚におまつり下さいね。
だるまの目を両眼開眼させるタイミングは?
無事に願いが成就した時(満願)には、そのタイミングでもう片方のだるめの目を塗り両目開眼させます。
けれど、願いが成就したことが分かりにくい家内安全などは、どのタイミングでだるまの両目を開眼させるのがいいのでしょうか?
通常、だるまのご利益は1年とされています。
ですから、このような願いが成就したことが分かりにくい家内安全など、成就したタイミングが分かり辛い場合は、年末・大晦日と言った一年の締めくくりの日のタイミングで、だるまの両目を開眼させるといいでしょう。
願いが成就しなかった時も、年末・大晦日のタイミングで感謝の気持ちを込めてだるまの両目を開眼させても良いでしょう。
だるまの目が、片目のままがいけないわけではありませんので、両目を開眼させない、それでも大丈夫です。
次の年にと願いが願うのであれば、だるまえのもう片方の残りの目を描くときに小さい目を描くとよいでしょう。
これは、見通しが良くなりますように、といった意味があります。
まとめ
いかがでしたか?
だるまにも、色々な種類がありその願いによって目をどちらから入れるかも異なってきます。
けれど大切なことは、その願いを込めて目を描くことです。
そうそう、1年間お世話になっただるまは、お寺や神社で焼いて(処分)もらうようにしてあげてくださいね。
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